リアワイパーレスは車検に通る!?

それとも、通らない!?


こちらの記事では、リアワイパーレス化
(後ろのワイパーを外す)に関する
よくある疑問
保安基準や車検について解説します。



結論からお伝えするとリアワイパーを外しても
基本的には車検に通ります。


※例外もありますので、
詳しくは下記をお読みください。


フロントガラスのワイパーは保安基準により
下記(※1)のように定められている為、
基準に適合しない場合は通りません。


それに対し、リアワイパーについては保安基準に
記載がありませんので、無くても車検は通ります


実際に純正状態でリアワイパーが存在しない
車種も多く存在します(セダンなど)。


実際に、弊社の社用車は『見えないくん』を
装着し車検を取得しています。

※1 自動車(二輪自動車、側車付二輪自動車、カタピラ及びそりを有する軽自動車並 びに被牽引自動車を除く。)の前面ガラスには、前面ガラスの直前の視野を確保できる ものとして、視野の確保に係る性能等に関し告示で定める基準に適合する自動式の窓ふ き器を備えなければならない。

◆車検に通らないケース◆

例外として車検に通らないケースも存在します。

・検査員が『取り外した状態が危険』と
 判断した場合

リアワイパーを取り外すと多くの場合、
突起が残ります。

保安基準により下記(※2)のように定められている為、突起がある場合も車検には通りません。



※2 告示で定める基準に適合するものであること。 二 車体の外形その他自動車の形状は、鋭い突起がないこと、回転部分が突出してない こと等他の交通の安全を妨げるおそれのないものとして、告示で定める基準に適合す るものであること。


◆キットを使えば大丈夫!?◆


『ワイパーレスキットを取り付ければ大丈夫』と
勘違いしている方も多いですが、
全てのワイパーレスキットが大丈夫というわけではありません。

突起について明確な保安基準(※3)があり、
キットによっては不適合となってしまう場合があります。

逆に自作した場合でも基準にクリアすれば問題ないという事です。


※3 エア・スポイラ(バンパの下端より下方にある部分及び地上1.8mを超える部分を 除く。)は、直径100mmの球体が静的に接触することのできる部分に半径2.5mm未満の 角部を有さないものであること。ただし、角部の硬さが60ショア(A)以下のとき、又 は角部の高さが5mm未満の場合若しくは角部の間隔(直径100mmの球体を2つの角部に 静的に接触させたときの接点間の距離をいう。)が40mm以下の場合であって角部が次 表に定める角部の形状の要件を満足するときは、この限りでない。



この項目のポイントは下記の3点

・バンパーの一番下から地上1.8mの範囲内が対象
・直径100mmの球体が触れる部分が対象範囲
(奥に凹んでいる部分に関しては対象外)
・角部の硬さが60ショア(消しゴムと軟球の中間くらいの柔らかさ)以下
または突出量が5mm未満の場合は対象外



つまり、リアワイパーレスキットを取り付けたとしても、

・素材が軟球よりも固い
・フチが丸く加工されていない
・突出量が5mm以上ある

上記に当てはまる製品は
車検NG(違法)になってしまいます。


反対に
・消しゴムよりも柔らかい
・角が丸く(R2.5以上)なっている
・突出が5mm未満

上記に当てはまる製品は
保安基準適合 ということになります。


・突出が5mm

・面取りが原因でR2.5未満の角ができている

・角の硬さが軟球よりも固い場合は不適合


・ワイパーを外しただけの状態
・突出が5mm以上
・ネジなので素材が金属
・角も鋭利な為不適合


・突出量5mm
・角がR2.5以上
・素材が硬い素材でも適合


・突出量5mm以上
・角が存在しない
・素材が硬い素材でも適合




上記のことから『見えないくん』は
全車種において保安基準に適合しているので
安心してご使用いただけると思います。

※1~3:国土交通省 より一部抜粋



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